前立腺肥大 Q&A

前立腺肥大症とは、どのような病気ですか

男性の膀胱の下には前立腺があり、内部には尿道が走っています。その前立腺が肥大して尿道を圧迫し、排尿障害を引き起こすのが前立腺肥大症です。男性のみかかる病気で、50歳から増え始め、80歳になると8割の人が発症すると言われています。

前立腺肥大症の原因は何でしょうか

はっきりとはわかっていませんが、男性ホルモンとは関係があります。加齢によって男性ホルモンが減り、その影響で前立腺が肥大するのではないかと考えられています。

前立腺肥大症を放っておくと、どうなりますか

高血圧、高血糖、肥満の原因になると言われています。

前立腺肥大症の症状について教えてください。

第1病期には夜間のトイレの回数が増え、尿の勢いが衰える、少しずつしか尿が出ないといった症状が現れます。第2病期には排尿がより困難になり、残尿感が残るようになります。そして第3病期になると自分の力では尿をすることができなくなってしまうことがあります。そうなると、腎機能にも障害が発生します。

前立腺肥大症はどのように治療をしますか

症状によりますが、軽度であればまずはお薬で治療をしていきます。それでも改善が見られない場合には手術が必要になってきます。

どのようなお薬を飲むのでしょうか

前立腺や尿道の筋肉を弛緩させるお薬、男性ホルモンの働きを抑制するお薬、各種症状を抑える漢方薬などが使用されます。

手術には、どのような方法がありますか

尿道から内視鏡を入れて電気メスで患部を削り取る「経尿道的前立腺切除術(TURP)」、同じく尿道から内視鏡を挿入してレーザーで前立腺を薬「レーザー治療」、お腹を切開して前立腺をすべて摘出する「開腹手術」、尿道か直腸からカテーテルを挿入してラジオややマイクロ波で前立腺組織を壊す「温熱療法」、尿道からステントを入れて尿道を広げる「尿道ステント留置法」、風船を尿道の中で膨らませて尿道を広げる「尿道バルーン拡張術」などがあります。

手術は日帰りで受けることができますか

開腹手術以外は、原則可能です。

治療費はいくらくらいでしょうか

方法にもよりますが、日帰りの場合で6万円程度、入院する場合は10万円程度となります。

前立腺肥大症の治療費は、高額療養費制度の対象になりますか

ない、なります。1ヶ月分の治療費が限度額を超えた場合は、超えた分のお金が戻ってきます。

任意保険の手術給付金を受け取れますか

プランによっては受け取ることができますので、保険会社に問い合わせてみましょう。

手術は全身麻酔で行いますか

全身麻酔で行うこともあれば、下半身のみの麻酔で行うこともあります。

入院期間はどれくらいでしょうか

手術方法にもよりますが、3日から2週間程度です。

手術後の痛みはありますか

手術方法にもよりますが、例えばレーザーを用いた治療では、ほとんど痛みがありません。

手術では、どのような合併症が考えられますか

出血、嘔吐、意識障害、貧血、尿道損傷、逆行性射精、性欲減退、尿道狭窄などの可能性があります。