中耳炎 Q&A

中耳炎とは何でしょうか?

耳の中は、外耳、中耳、内耳と分かれており、鼓膜周辺の組織のことを中耳と呼んでいます。そして、その中耳に炎症が起きた状態が中耳炎です。

中耳炎の症状にはどのようなものがありますか?

急性中耳炎の場合は、痛み、耳漏、発熱、めまいなど、慢性中耳炎の場合は、耳漏、難聴、耳鳴りなどがあります。

子供がよく耳を触っているのですが、中耳炎でしょうか?

小さいお子さんの場合は、症状を適切に伝えることが難しく、よく耳を触ったりテレビの音を大きくしたりする兆候が見られます。一度、診察を受けられるのがお勧めです。

滲出性中耳炎とは何でしょうか?

滲出性中耳炎(しんしゅつせいちゅうじえん)は、中耳に滲出液と呼ばれる液体が溜まっていることによって発症した中耳炎です。痛みはありませんが、音が聞こえづらくなります。

急性中耳炎から滲出性中耳炎になる確率は、どれくらいでしょうか?

初めて急性中耳炎を発症した幼児の場合はおよそ5人に1人、急性中耳炎を再発した幼児の場合は3人に1人が滲出性中耳炎に移行したという報告があります。

反復性中耳炎とは何でしょうか?

急性中耳炎を何度も繰り返す状態です。2~3歳くらいの小さなお子さんによく見られます。

真珠腫性中耳炎とはなんでしょうか?

鼓膜の一部がへこんだ状態になり、そこに耳垢が溜まって中耳炎になっている状態のことです。顔面麻痺や脳腫瘍を引き起こすこともありますので、早めに治療を受ける必要があります。

中耳炎には、どのような治療がありますか?

症状が軽い場合は、抗生物質や解熱剤などで治療を勧めていきますが、悪化した場合には手術が必要なこともあります。

手術ではどのようなことをするのでしょうか?

いくつか方法があり、鼓膜に穴を開けて中に溜まっている液を排出する手術、鼓膜の穴を塞ぐ手術、壊れた耳小骨を修復する手術、鼓膜の奥に換気チューブを挿入する手術などがあります。

手術は日帰りで受けられますか?

はい、いずれの方法も、日帰り手術が可能です。ただし、症状によっては入院が必要になることもあります。

手術には保険が適用されますか?

はい、中耳炎の手術には保険が適用されます。

治療費はいくらくらいでしょうか?

鼓膜に穴を開ける「鼓膜切開術」は5,000円程度、壊れた耳小骨を修復する「鼓室形成術」は10万円程度と、手術の方法にもよって、かなりばらつきがあります。

子供が何度も中耳炎を繰り返しています。何か良い方法はありませんか?

できれば幼稚園や保育園を休ませ、集中してしっかりと治療をすることが大事です。

中耳炎の治療中は、飛行機に乗れませんか?

できれば避けていただくことをお勧めします。耳抜きができない場合は、高度が変わる時に大きな痛みが出ることになります。また、国際線の場合は、その後、海外で治療を受けなければならないことになります。ただし、どうしても事情がある場合は、症状によってはお乗りいただけることもありますので、まずは治療を受けている医師に相談してみましょう。

中耳炎の時は、なぜプールに入ってはいけないのでしょうか?

消毒用の塩素で鼻の粘膜が炎症を起こすと、中耳炎の治りが悪くなるからです。ただし、入っていただいても問題ない方もいらっしゃいます。

手術では、どのような合併症が考えられますか?(中耳炎)

神経を傷つけてしまうと、味覚障害、顔面麻痺、目眩、耳鳴り、難聴などの合併症が起きることがあります。