手根管症候群 Q&A

手根管症候群とは何でしょうか?

手首には手根管と呼ばれるトンネルのようなものがあり、そこを正中神経、長母指屈筋腱、浅指屈筋腱、深指屈筋腱が通っています。そのうち正中神経が圧迫されて手の痛みや痺れやある状態を手根管症候群と言います。

手根管症候群は、どのような原因でなるのでしょうか?

腱鞘炎と同様に、手を使いすぎることによって起きます。また、手首の骨折、悪球、主要、腱鞘炎、透析、リウマチ、糖尿病などによって発症することもあります。

どのような人がなりやすいのでしょうか?

妊娠中、出産後、更年期の女性は発症しやすい傾向にあります。

症状について教えてください。

まずは人差し指の中指に痛みや痺れが現れ、その後、親指や薬指にも同様の症状が出てきます。しかし、小指には症状が起きません。また、朝方に特に痛みやすいという特徴もあります。

肘部管症候群とは何でしょうか?

手根管症候群と似た病気に、肘部管症候群というものがありますが、こちらは肘の中の神経が圧迫されるのが原因で、小指や薬指に痺れが出てきます。

手根管症候群には、どのような治療がありますか?

基本的には、飲み薬や注射で痛みを抑えたり、固定して悪化を防いだりする治療を行いますが、場合によっては手術が必要になることもあります。

どのような場合に手術が必要ですか?

腫瘍ができている場合や、筋肉が萎縮している場合です。

手術では、どのような処置を行いますか?

手首の靭帯を切り離したり切除したりして、圧迫されないようにします。なお、内視鏡で手術を行うことも可能です。

手術は日帰りで受けられますか?

はい、手根管症候群の手術は、日帰りで受けられます。

保険は適用されますか?

はい、手術には保険が適用されます。

手術費はいくらくらいでしょうか?

1万5,000円から3万円程度です。

手根管症候群は、自然と治ることはありますか?

基本的には、ないと考えてください。ただし、必ずしも手術が必要なわけではありません。状態によっては、お薬などで良くなっていくこともあります。

手が痺れるのですが、手根管症候群でしょうか?

手の痺れには、様々な原因が考えられます。手根管症候群の場合は、手の関節を曲げることで痺れが強くなるという特徴があります。例えば、自動車のハンドルを握っている時や、包丁を握っている時に痺れが強くなってくるという方は、手根管症候群の可能性が高いでしょう。また、明け方に症状が酷くなる方も、手根管症候群の可能性が高いと言えます。病院ではきちんと判定をするためのテストを実施していますので、まずは診察を受けられるのがお勧めです。

手根管症候群を放置しておくと、どうなりますか?

親指の筋肉が萎縮してきて、ボタンをかけたり、ペットボトルの蓋を開けたりすることもできなくなってしまいます。手に痛みや痺れを感じましたら、すぐに治療を始めるようにしましょう。 

痛みや痺れが弱まってきたのですが、治ってきたということでしょうか?

その可能性もありますが、何の治療も受けていない場合は、筋肉の萎縮が始まった可能性が高いでしょう。

手術では、どのような合併症が考えられますか?

神経を傷つけてしまうことで痺れや痛みが発生する可能性、癒着による神経圧迫の可能性、手の指のむくみの可能性などがあります。