小金井あおばクリニック

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対応疾患 胃カメラ・経鼻内視鏡、大腸カメラ・大腸内視鏡、胃、大腸ポリープ切除
電話番号 042-383-7149
診療時間 午前 9:00~12:30
午後 15:00~18:30
土曜午前 9:00~12:00
土曜午後 14:00~17:00
休診日: 木曜、日曜、祝日
住所 〒184‐0004 東京都 小金井市 本町5-15-8 2F (地図
特徴
  • 遠方対応可能
  • 専門医
  • 1000症例以上
  • 土曜診療

日帰り大腸ポリープ切除

当院では日帰り大腸ポリープ切除に対応しています

当院では、大腸カメラ検査時に大腸ポリープを発見した場合、同時に切除を行うことが可能です。大腸ポリープは、大腸がんの原因となるものが多く、そのためがん化する前に切除することで、未然にがんを防ぐことが可能です。また、切除したポリープは、顕微鏡で組織検査を行い、がん細胞の有無を調べます。

 

早期発見・早期治療が重要です

大腸がんによる罹患率・死亡率は国内においては高いものとなっており、その原因は食事の欧米化が進んだことがあげられます。大腸がんのほとんどは、大腸ポリープから発生するものであり、そのためポリープの段階で切除することでがんを予防することができます。大腸ポリープは自覚症状がほとんどないため、40歳を過ぎたら定期的に内視鏡検査を受け、早期発見と早期治療を心がけましょう。

大腸ポリープとは

大腸ポリープとは、大腸粘膜の表面で隆起した組織の総称です。大きさは数mmのものから3cmほどのものまであり、大きく「腫瘍性」と「非腫瘍性」の2つに分類されます。非腫瘍性のポリープはがん化することはほとんどありませんが、腫瘍性のポリープは注意が必要で、おおよそ5年ほどでがんになる可能性が高くなります。

 

大腸ポリープの種類

腫瘍性ポリープ

主に腺腫性ポリープと呼ばれるもので、大腸ポリープのうち8割がこのタイプです。良性と悪性のものがあり、悪性がいわゆる「がん」です。腺腫性ポリープが1cm以上まで大きくなると、前がん状態となり、がん化するリスクが最も高いポリープでもあります。基本的に検査時に発見した場合は、その場で切除し、がんを防ぎます。

非腫瘍性ポリープ

非腫瘍性ポリープはがんになることはほとんどなく、以下のようなタイプがあります。

過形成性ポリープ

基本的に良性と判断されるポリープです。大きさは5mm以下で、直腸に見られることが多く、がん化していなければ切除する必要もありません。しかし、右側結腸(盲腸・上行結腸・横行結腸)にあり、6mm以上と大きさのものは、がん化する恐れもあるため、切除します。

炎症性ポリープ 大腸炎などの炎症性腸疾患が原因でできたポリープです。がん化することはほとんどなく、治療の必要もありません。
若年性ポリープ(過誤腫性ポリープ)

小さな子供や若い方に見られるポリープで、単発例であれば、がん化する恐れはほとんどありません。しかし、多発している場合はがん化する可能性もあるので、切除します。

日帰り大腸ポリープ切除

スネア(電気メス)と呼ばれるわっか状の専用器具を使ってポリープを切除します。以前までは、大腸ポリープの切除は入院が必要でしたが、内視鏡の技術や機材の進歩に伴い、大きな病院だけではなくクリニックでも日帰りで安全に行えるようになりました。ただし、ポリープが大きい場合や、数が多い場合は、安全性を考慮して提携病院に紹介させていただくこともあります。

切除方法について

ポリペクトミー

一般的に用いられる切除方法です。内視鏡の先端についているスネアをポリープの付け根にひっかけます。徐々にポリープを締め、スネアに電気を流し、そのままポリープを焼き切ります。


 

コールドポリペクトミー

ポリペクトミーでは電流を用いてポリープを切除しますが、電流を使わずに切除する方法がコールドポリペクトミーです。 ポリペクトミーは、術中の出血は少ないですが、切除後は電流の影響で粘膜が熱傷を起こしてしまうため、炎症や穿孔(せんこう)、出血等の合併症が危惧されます。それに対し、コールドポリペクトミーは病変部位をそのまま切除するため、術中の出血は多くなりますが、術後の合併症のリスクを抑えることができます。


 

内視鏡的粘膜切除術(EMR)

ポリープが平坦で、スネアが引っかけにくい場合は、EMRという手法で切除します。ポリープの下に生理食塩水を注入し、病変部位を膨らませ、スネアがかけられるようにします。その後は、ポリペクトミーと同様の手順でポリープを切除します。

ポリープ切除後の合併症について

ポリープ切除後は、稀に以下のような合併症を起こすことがあります。当院では、合併症のリスクを最大限に抑えるよう慎重に処置を行っておりますが、万が一合併症が起こった場合は速やかにご連絡ください。

術後出血

日帰りとは言っても、ポリープ切除は一つの手術であるため、出血が伴います。切除後は、止血処置を施しますが、身体を動かすことで出血を起こしてしまうことがあります。ほとんどの場合、1週間程度で安定してきます。便に血が混じっていたとしても、少量であれば、自然に治まります。しかし、出血量が多い場合は、再度止血を行うこともあります。

穿孔(せんこう)

極稀ですが、大腸ポリープを切除したことで、腸壁が薄くなり、大腸に穴が空いてしまうことがあります。これを穿孔と言います。この場合、開腹手術を必要となるケースもあります。穿孔は、電気を流し過ぎたり、大きなポリープを無理やり切除することで起こることが多いため、そのリスクを減らすには医師の技量が重要になってきます。

術後の注意点

ポリープを切除した場合、合併症のリスクを軽減するために、以下の事項を守り、安静に過ごしてください。

食事

手術当日は、お粥やうどんなど消化のよいものを食べてください。術後2~3日は、刺激物や脂が多いものは控えてください。

アルコール

1週間は控えてください。

入浴

当日の入浴は控えてください。また、術後1週間は長風呂は避け、シャワー程度にしてください。

仕事・運動

激しい運動やスポーツは1週間は控えてください。デスクワーク程度であれば翌日から可能ですが、力仕事も1週間ほど控えてください。

治療費用

  1割負担 3割負担
大腸ポリープ切除 約8,000円~ 約20,000~24,000円

※費用はあくまでも目安になります。使用する薬剤・麻酔によって異なる場合がございます。