2016.11.10

医師が教えるインフルエンザB型の症状・特徴

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インフルエンザには3つ種類がある事をご存じでしょうか。感染するインフルエンザウイルスによって発症するインフルエンザが異なるのです。

インフルエンザウイルスにはA型、B型、C型の3種類が存在します。

特に注意が必要なのはA型ウイルスで亜種が144種類も存在しており、非常に厄介、かつ症状が強力です。

B型ウイルスが起因となって発症するインフルエンザは、A型と比較すると感染力・症状共に緩和されます。11~12月になるとインフルエンザが流行しますが、この時発症するインフルエンザの多くはB型ウイルスが原因で発症するインフルエンザです。

今回は医師の監修のもと、インフルエンザB型について説明します。


インフルエンザB型とは

インフルエンザB型はインフルエンザA型と比較するとあまり変異しないという特徴があります。予防接種で対策する事ができるため、インフルエンザB型の流行は毎年ではなく数年置きで定期的に発生します。

インフルエンザA型と比較すると感染・流行範囲も狭いため、限られた範囲内で発症者が現れると言われています。

B型インフルエンザの症状

「インフルエンザが流行しています…」といった旨のニュースは毎年のようにテレビやインターネットで流れています。

インフルエンザの関連ニュースが流れ始めるのは決まって11月~12月の秋口から初冬の時期です。インフルエンザは11月~4月頃の冬場から春先に流行しやすい特性があります。
fotolia_124422236_xs該当する季節に風邪っぽさを感じたり、発熱、悪寒、関節痛、筋肉痛、頭痛等の
症状が現れたら要注意です。

インフルエンザB型は春先に流行やすい

インフルエンザB型は2月~3月の春先に流行やすいと考えられています。

2月まではインフルエンザA型が流行しやすく、その流行が終わった直後にインフルエンザB型が流行りだす流れがあります。インフルエンザA型に感染して完治後にインフルエンザB型を発症する場合もあるので油断できません。

予防接種で対策する場合、インフルエンザA型とB型の予防接種は異なるので、個別に予防接種を行うよう心がけましょう。

インフルエンザB型の特徴

インフルエンザB型の症状の特徴を説明します。

インフルエンザB型は、通常の風邪と症状が類似している部分が多いです。

冬場に「熱もあるし、体が痛い…風邪っぽいな」と感じたら、インフルエンザB型を発症している可能性も疑いましょう。インフルエンザB型の特徴を次に箇条書きします。

・気管支炎
・悪寒、さむけ、ふるえ
・倦怠感、全身のだるさ
・頭痛
・38度~40度近い発熱
・胃炎
・上気道炎
・咳、痰がからむ
・腰痛
・筋肉痛
・関節痛
・体重の減少

他の症状を伴う場合もあります。これは、インフルエンザB型を発症した場合に現れる症状の一部だと考えて下さい。

インフルエンザA型の症状と類似している部分が多いですが、消火器官系・気管支系で炎症を起しやすい特徴があります。

fotolia_114745378_xs特に厄介なのは、やはり、風邪と症状が類似している点です。大きな違いは症状が突発的な点です。突然発熱したかと思えば急速に熱が上がる。それに伴って震えや強い悪寒が現れる等、風邪よりも強力な症状が現れます。38度以上の高熱である事が多いのも特徴です。


他のインフルエンザとB型インフルエンザの違い

前述していますがインフルエンザにはA型、B型、C型の3種類があります。

インフルエンザB型は、インフルエンザの中でインフルエンザA型の次に流行しやすいインフルエンザと考えられています。

毎年11月になると流行だすのはインフルエンザA型です。インフルエンザB型が毎年流行する事はあまりありませんが、数年おきに感染者が急増し、大流行する傾向があります。

インフルエンザC型を耳にする事は少ないかもしれませんが、これはインフルエンザC型の症状がA型、B型と比較すると非常に弱く、発症した場合でも鼻風邪程度で済んでしまう上、免疫を1度獲得すると、その後発症する可能性がほぼ0になるからです。

インフルエンザA型とB型の違いの特徴

インフルエンザウイルスの表面は糖たんぱく質組織で覆われており、この組織が突然変異する事で違うウイルスに変化する為、「昨年予防したのに、またインフルエンザになった…」といった事になるのです。

fotolia_112030695_xsB型インフルエンザウイルスは、ウイルス表面を糖たんぱく質組織があまり変化しない特徴があります。また、感染経路が特定されています。

あまり変化しないと言う事は1度免疫が出来上がると、その免疫が長期間活用できるという事です。A型よりも予防しやすい点も相違点と考えられています。

・B型ウイルスが毎年流行する事はまれで数年間隔で定期的に流行する傾向がある
・B型は糖たんぱく質があまり変異しない


まとめ

以上、インフルエンザB型に関するまとめでした。

インフルエンザB型は3種類あるインフルエンザの中でA型の次に感染力が高く、流行しやすいインフルエンザです。

症状は発熱、悪寒、関節痛、筋肉痛等風邪に類似していますが、症状が突発的に現れ、急激に悪化する特徴があります。

毎年11月~12月にかけて大流行するのは主にインフルエンザA型で、インフルエンザB型は2月~3月の春の入り口で流行しやすい傾向があります。ただし、ウイルス表面を覆っている糖たんぱく質があまり変異しない為、A型と比較すると予防・対策しやすい傾向があります。冬の終わり頃から春の入り口にかけて「風邪かな?」と思ったらインフルエンザを疑うようにしましょう。