2016.11.01

ためしてガッテンでも放送!?腰痛の原因と治療法

Manipulative nurses have the treatment of low back pain

2016年11月2日(水)19時30分からNHKのためしてガッテンで腰痛の方の8割の方が症状が改善するメソッドが公開されるそうです。是非ご覧ください。

昨今、腰痛に悩む人が増加傾向にあります。何故、腰痛は起こるのでしょうか。
原因としてよく口にされるのは長時間椅子に座っている事が多い。車移動が多く、歩かない等の「生活習慣」です。人間の体は骨盤の上に背骨がのっかる形になって身体を支えています。

背骨は複数の「椎骨」と呼ばれる骨で形成されており、椎間関節(ついかんかんせつ)と呼ばれる関節で繋がっています。
人の体には上方から常に重力がかかっています。その為、骨や筋肉には常に負担がかかります。負担が最も大きい箇所が腰だと考えられています。
今回は腰痛の原因と治療方法についてまとめました。


腰痛の原因

腰が痛い…といった類の悩みを抱えている人は沢山います。

「腰の痛み」と一口に言っても原因は人それぞれです。今回は発症すると腰に痛みを感じる事がある病気を説明します。

腰椎椎間板ヘルニア

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腰椎椎間板ヘルニアは椎間板という部分が破裂する事で発症する症状です。
椎間板は骨と腰の隙間に存在しており、クッションの役割を担っています。椎間板が何らかの理由で痛んだり、破裂すると、「髄核」が出てきてしまい、神経が圧迫されてしまいます。

腰椎間板ヘルニアの症状が重いと、腰痛だけでなく、脚の脱力感、お尻の痺れ、痛み等(坐骨神経痛:ざこつしんけいつう)に繋がる場合があります。脚にまで症状が及んでいる時は、神経へのダメージが大きい場合があるので、絶対に医療機関へ相談を行うようにしましょう。

骨粗鬆症(こつそそうしょう)

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骨粗鬆症は発症したとしても無自覚である場合も多い病気です。しかし、場合によっては骨粗鬆症を発症した事で腰痛を伴う事もあります。

骨粗鬆症は骨の中身がスカスカになってしまい、骨折等の問題が起きやすくなっている状態です。骨粗鬆症を発症した時に現れる痛みは3種類あると考えられています。

1つ目は背骨が変形する事で重心が不安定な状態に陥り、筋肉痛が慢性的に発生する種類の痛みです。
2つ目が小規模の骨折を繰り返す事で背骨が変形し発生する痛み。
3つ目が骨粗鬆症が起因となり、腰の骨が圧迫骨折する事で発生する痛みです。

また、骨粗鬆症を発症し、腰が痛むからと言って動く事が少なくなると、余計に骨が弱く・もろくなります。それに伴い筋力も低下するので痛みはより強くなります。
骨粗鬆症が原因の腰痛は薬剤等で骨を強化しながら、適切な運動を行う事で痛みの軽減、骨の強度改善を行い対策します。

腰痛症

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腰痛症とは腰痛に繋がるような様々な症状を総称した呼び名です。腰部椎間板ヘルニア、骨粗鬆症、椎間関節症、腰部脊柱管狭窄症(ようぶせきちゅうかんきょうさくしょう)、過去に行った背骨の手術等が起因となり腰痛症の発症に繋がると考えられています。

内臓疾患

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腰痛の原因が靭帯、筋肉にあると考えている人は多いです。しかし、実際は内臓疾患が原因となって腰痛になっている場合もあります。

腰痛が頑固で中々症状が改善しなかったり、発熱を主なう、腰だけでなく腹部等の他の箇所も痛むような場合は内臓疾患を発症している事を視野に入れる事を忘れないでください。

腰痛を引き起こす恐れがある主な内臓疾患には次の症状があります。
・膀胱、尿道の疾患:尿管癌、尿路結石、膀胱がん
・胆嚢周囲の疾患:胆嚢炎、胆道結石、胆石症
・腎臓の疾患:腎癌、腎盂腎炎
・膵臓の疾患:慢性膵炎
・胃腸の疾患:胃潰瘍、慢性胃炎、十二指腸潰瘍
・血管、心臓の疾患:腹部大動脈瘤
・婦人科系の疾患:子宮がん、卵巣嚢腫、子宮筋腫、卵巣炎
・その他の疾患:帯状疱疹

痛みが頑固で中々症状が改善されない場合には医療機関で診てもらう事をおすすめします。


腰痛の治療法・対策法

腰痛は具体的にどう治すのか。本項目では治療方法、対策方法を説明します。

一番良い方法は人によって異なります。その為、どんな方法で腰痛の治療・予防を行うかは1度医療機関に相談を行ってから決定するようにしましょう。

少しずつ動かして症状を改善する

一昔前までは、腰痛になったら安静にして、動かないのが一番効果的だと考えられていました。しかし、昨今では全く動かないのは逆に症状を悪化させると考えられています。腰痛は原因が痺れ・痛みだと特定される「坐骨神経痛」と、原因が特定できない「非特異的腰痛」の2種類があります。

特異的腰痛である場合は動いても、動かなくても痛みは変わらないと考えられています。しかし、特異的腰痛の場合は腰の痛みの程度に合わせて動かした方が痛みが治まるのが早くなると考えられています。

暖かいタオルを腰に乗せる

腰を蒸しタオル等で暖める方法も痛みには有効だという意見もあります。どんな腰痛にも効果があるわけではなく、腰痛の状態によっては効果が見られない場合があります。ぎっくり腰等でいきなり腰痛になってしまった場合や、発症後3ヶ月以内の腰痛であれば暖める方法が効果的だと考えられています。

逆に痛みが慢性的なものである場合だと暖める方法はあまり効果がないと考えられています。また、発症してから時間が経っていない腰痛の場合でも腰が腫れている。熱を持っているといった症状が見られる場合、暖めると逆効果になる事もあるので医療機関へ相談を行った上で行うようにしましょう。

さらしやコルセットを巻く

Orthopedics
少し前まではコルセットやさらしを装着する事で治療効果を得る事ができると考えられていましたが、昨今では疑問視する声も増えています。

コルセットを装着した事で動くのが楽になって、仕事へ早期復帰する事ができた! という声もありますが、逆に仕事への復帰が遅れてしまった…。といった声もあります。

また、コルセットには傷みを緩和される効果が薄い、もしくは無いと言う声もあります。ですが、病状によってはコルセットの着用が必要な場合もあります。自分の症状を改善するにはコルセットが必要なのか否かは医療機関で確認するようにしましょう。

ビタミン・ミネラル等の栄養素を摂取する

Vegetable set
腰痛の原因が筋肉の疲労による場合があります。その場合は、ビタミンB1・ビタミンEを摂取する方法も効果的だと言われています。

筋肉の強化を行う必要があるならば、骨を強化するカルシウム、筋肉を強化するたんぱく質を摂取するようにしましょう。たんぱく質を摂取する場合には「動物性たんぱく質」をあまり取り過ぎないようにしなければなりません。

太ももの裏側をさする

腰痛の原因は脚の筋肉の硬化である事もあります。この場合原因となりやすいのが太ももです。太ももの裏側には、問題が生じる事で腰痛の原因となる筋肉や、大きな神経が複数あります。なのでそれらを手で軽く圧迫しながら上下にさする事で筋肉の緊張がほぐれ、痛みを緩和できる事があります。

ただし、前述した通り、痺れや、強い痛みがある場合だと「坐骨神経」が痛んでいる可能性があります。その場合は可能な限り早急に医療機関で相談を行うようにしましょう。

はり薬、ぬり薬を使用する

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腰痛に対する、はり薬・ぬり薬の効果は医学的な根拠が確立されていない状態です。しかし、最近の湿布を初めとしたはり薬には「NSAIDs」と呼ばれる炎症を抑える効果がある成分が配合されている場合があります。

「より効果を期待できる湿布を探している…」という人は「NSAIDs」が含まれている湿布を探してみてはいかがでしょうか。

ただし、慢性腰痛に対する薬を用いた治療は、現在の腰痛診療ガイドラインでは推奨されていません。その為、慢性腰痛に対する治療では薬は方法の1つだと考えて治療を行いましょう。


まとめ

以上、腰痛の原因と治療方法に関するまとめです。

腰痛は生活習慣や病気等がきっかけで発症する事が多いです。また、症状の改善方法も複数存在します。痛みが頑固で中々改善されない場合は、内臓の病気が原因である場合もあります。

重篤な症状に繋がる危険性もあるので、その場合には早急に医療機関で相談を行うようにしましょう。