2016.10.25

ためしてガッテンでも放送!?大腸がんの原因、予防と検診について

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大腸がんについて

2016年10月26日にNHKの『ためしてガッテン』でも放送される大腸がんの原因、予防と検診についてまとめました。
日本の最新がん統計によると、
男性のがん死亡数が多いのは、 
1位 :肺がん
2位 :胃がん
3位 :大腸ガン

女性のがん死亡数が多いのは
1位 :大腸がん
2位 :肺がん
3位 :胃がん

男女合計では、
1位 :肺がん
2位 :大腸がん
3位 :胃がん

という結果が出ており、大腸がんは、女性では1位、全体でも胃がんを抜いて第2位の死亡数となっております。大腸がんは定期的な検査を受けていることで予防することができます。できるだけ検査を受けるようにして、早期発見・早期治療が行えるようにしましょう。

大腸がんになる原因(要因)として

・生活習慣
飲酒(飲みすぎ)、肥満気味である、喫煙など

・食生活

赤肉(牛・豚・羊のお肉)、加工肉(ソーセージ、ハム、ベーコンなど)などの取りすぎ

・身体的

慎重が高い人ほど発症率が高いといわれております。

・遺伝的

親族に大腸がんを発症した方がいる場合は注意が必要です。家族性大腸腺腫症(かぞくせいだいちょうせんしゅしょう)と遺伝性非ポリポーシス性大腸がん


大腸がんの予防について(日常生活)

適度な運動

適度な運動
デスクワークが多い方は、1日30分程度体を動かすようにしましょう。

激しい運動をするよりは、続けられる歩行や体操などを行うようにしてください。

喫煙をやめる・飲みすぎに注意する

禁煙・飲みすぎ
大腸がんに限らず、喫煙はがんの発症率を上昇させます。なるべく喫煙は控えましょう。

お酒を飲みすぎると健康を害する可能性が高まります。がんの発症についても同様です。お酒は飲む量を考えて摂取しましょう。

食物繊維の摂取

食物繊維
食物繊維を含んでいる食品は予防要因になると近年になって位置づけられました。また、カルシウムを含む製品、牛乳、にんにくなども予防要因になるといわれております。その他にも野菜(でんぷん質を含まない)、果物、葉酸(ようさん)、ビタミンD、セレン、魚、などがあげられておりますが、こちらはまだ確実という判定は出されて下りません。



大腸がんの初期症状

血便がでる、下血がある

血便には、黒ずんだ血(大腸からの出血)とまだ赤い血(肛門や直腸からの出血)と考えられております。ただ、自分で判断するのではなく、できるだけ早く専門医を受診してください。

下痢と便秘を繰り返す

他の病気の可能性もありますが、大腸がんの初期症状です。腸の中でがんが大きくなり、便のとおりが悪くなり便秘になり、それを無理に出そうとすると下痢になる事があります。

便がいつもより細くなる

大腸内でがんが大きくなってくると大腸が狭くなり便が細くなる事があります。

貧血を起こす

がん(大腸内で)からの出血があると、貧血になりやすくなります。また、お腹の張り、吐き気、体のだるさなどの症状があるときは、早めに専門医を受診してください。

排便後も便意が残る

便意があってトイレに行っても便意だけの時がよくある。

大腸がんの予防について(大腸がん検診)

便潜血検査(べんせんけつけんさ)について

現検査
大腸がんや大腸ポリープ(大腸がんの前段階)などが大腸内にあると、出血することがあり、その出血を調べる検査が便潜血検査です。大腸がんの精密検査が必要かどうか判断するには最も有効で負担の少ない検査方法です。ただ、40歳以上の方は、便潜血検査で陰性の結果であってもより詳しい大腸ガン検診(大腸内視鏡検査:大腸カメラ)を受けるように推奨されております。期間は1年~3年に1度は受けるようにしましょう。

健康診断に含まれていたり、費用は~2,000円程度

大腸内視鏡検査(大腸カメラ)について

大腸内視鏡検査(大腸カメラ)
大腸内を内視鏡を使って検査する方法です。大腸がん、大腸ポリープなどを検出するのに有効な検査です。検査には、腸の伸展痛や腹満感を伴うことがあり、検査を受けたくないという方が多いようです。ただ、最近では、経験の多い医師が担当し、最新医療機器を使い、鎮静剤や鎮痛剤を使うとほとんど痛みがなく治療ができると言われております。大腸内視鏡検査を受けるときは、経験が豊富で設備が整った医療機関を選ぶようにしてください。

また、大腸内視鏡のメリットは、切除が必要な大腸ポリープが検査時にみつかった場合は、切除できる大きさであればそのまま切除することも可能です。検査と内視鏡的治療(ポリープ切除)が行えることが特徴です。
検査費用:約5,000円~10,000円

【大腸内視鏡検査の実績が豊富な医療機関】
・赤坂内視鏡クリニック(東京都:赤坂駅)http://www.1day-surgery.com/top_30944.html
・城クリニック(神奈川県:新横浜駅)http://www.1day-surgery.com/top_31153_1.html

大腸CT検査について

CT検査
CTを使って大腸内の検査を行うことも可能です。
CT検査は、費用は上記2つよりもかかりますが、痛みもなく受けられる検査で、大腸内視鏡検査を懸念される方や高齢の方が受けられるようです。
検査費用は約35,000円です。


大腸ポリープについて

大腸がん(大腸ポリープ)
大腸ポリープは、放置しておくと大腸がんの原因になる可能性が高く、しっかりとした診断が必要となります。また大腸ポリープも大腸がんも初期段階で自覚症状がほとんどありません。ポリープが大きくなってきたり、病状が進行してきて始めて自覚症状が現れます。

大腸ポリープの種類について

過形成性ポリープ

基本的には良性と判断され、大きさ5mm以下で直腸に多く見られポリープで、がん化しなければ切除の必要がないポリープです。しかし、最近、serrated pathwayという発癌経路が注目されており、特に右側結腸(盲腸・上行結腸・横行結腸)にみられる過形成ポリープは大きさが6mm以上と大きくなるとSSA/P(sessile serrated adenoma/polyp)となり癌化する可能性もありますので、内視鏡で切除します。

炎症性ポリープ

腸が炎症を起こすことでできたポリープです。癌化の心配はほとんどありません。粘膜を再生する際に増えた細胞から形成されます。

腺腫性ポリープ

大腸では最も多いポリープです。大腸ポリープの約8割は、この腺腫性ポリープといわれております。特にS状結腸や直腸で発見されますが、全大腸のどこにでもできます。腺腫は粘膜上皮を形成する腺細胞に異常が生じて増殖してきます。大きくなると(1cm以上)腺腫はがんの前段階の状態となり、がん化する可能性が最も高いポリープです。発見された場合はその場でポリープを切除し、がん化を未然に防ぐことが大切です。

若年性ポリープ

一般的に過誤腫性ポリープとされ、単発例ではがん化することはないですが、多発例の場合、約20%にがん化すると言われています。通常、子供や若年に多いポリープですが、高齢者にも認められます。特に、S状結腸や直腸で発見されますが、大きくなるとポリープが自然に脱落して血便や下血などを来す恐れがありますので、発見したらその場で内視鏡切除します。

大腸ポリープが良性だった方も経過観察が必要です。また定期的な検査は必ず受けるようにしましょう。

大腸がんと間違えられやすい病気

・痔(いぼ痔、切れ痔、痔ろう)など肛門疾患全般(血便や下血があります)
・虚血性大腸炎(下痢や腹痛の症状があります)
・過敏性腸症候群(便秘と下痢を繰り返しおこします)
・クローン病(貧血、腹痛、下痢、体のだるさがあります)
・大腸憩室症(発熱や血便、お腹の痛みなどの症状があります)

これらの病状はよく大腸がんと間違えられますが、どの病気も初期段階で専門医の治療を必要とします。自己判断や市販の薬で対応せずに、まずはしっかりと医師の診断を受けるようにしてください。


まとめ  ~大腸がんを撲滅させるために~

大腸がんを撲滅させるためには、日常生活の改善(食生活、適度な運動)と大腸がん検診を受けることが必要です。大腸がん(大腸ポリープ)は早期発見すれば、ほとんど治療することが可能です。ただ、自覚症状がないため進行した状態でみつかってしまうと死にいたる場合もあります。
40歳以上になられた方は、便潜血検査は1年に1度、大腸内視鏡検査は1年~3年に1度(医師と相談して)受けるようにすれば、大腸がんは予防できます。皆様の健康を守るためにも、大腸がんに関する詳しい知識を身につけるようにしましょう。