2017.11.22

包茎の手術・費用について|原因とリスクを医師が徹底

この記事の監修ドクター

監修ドクター
すやま泌尿器科クリニック
陶山 健一 医師

福岡県大野城市白木原4-8-1

050-5283-7276

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包茎

日本人男性の7〜8割が包茎だって!? ネット上にはこんなデータがあります。
包茎には早漏、ペニスが成長しない、性病にかかりやすいなどなど、マイナスイメージがついて回ります。悩んだ末に、包茎手術を思い立つ人もいるでしょう。

今回は専門医の監修の元、包茎手術について説明します。

包茎とは

包皮が被っていて亀頭が露出していない状態を一般に包茎といいます。
はじめにも書いたとおり日本人男性の7割以上が包茎だというデータがあるようです。圧倒的多数派です。
にもかかわらず、「包茎は恥ずかしい」という風潮があるのはなぜでしょう?


海外には幼いときに包皮の一部を切り取る儀式があります。割礼です。
これは『旧約聖書』に記述があるため、ユダヤ教やイスラム教では宗教上の理由から行われるものです。
こうした地域では、当然剥けた状態の人がほとんどです。


この風習はギリシャ・ローマにはなかったため、ダビデ像に象徴されるように、当時の彫刻などでは包茎のものが多い、つまり古代ギリシャ・ローマでは包茎の人が多かったともいう説もあります。一説に彫刻などの芸術では、精神の無垢さを表現するために包茎に彫られたともいわれています。

ちなみに、『新約聖書』に基づくキリスト教では割礼を信者の要件としていないため、ヨーロッパ諸国では割礼の習慣が広がらなかったようです。そのため、1966年の調査では、亀頭が完全に露出している人は8%に過ぎないという結果が出ていて、欧米人でも9割以上が包茎だといわれています。

包茎が宗教を離れて医学的に問題となったのは、おそらく19世紀末ごろからです。
包茎にまつわる衛生観念の普及が大きく進んだ時期です。


19世紀末ごろから、アメリカでは陰部を清潔に保つという衛生上の問題と、青少年に自慰をさせないという目的のために盛んに包茎手術が行われるようになりました。その流れは第二次大戦後にも及び、陰茎がんや性病の予防に包茎手術が効果的であるとの説がまことしやかに流布されたため、包茎手術は当たり前のように受け入れられていたようです。これは1990年代まで続いたといわれています。

さて、包茎の歴史的背景はともあれ、現在日本で包茎に悩んでいる人たち、「包茎は恥ずかしい」と思う人たちの悩みの中心は、衛生面のことが根底にはあるものの、やはりもっとも大きいのは、大人になれば剥けているはずであるという成長神話ではないでしょうか。「子どものようなペニスで恥ずかしい」というものです。

成長神話の中には、セックスに対する神話も含まれています。曰く、「包茎は感度が落ちる」、「包茎は早漏になる」、「包茎はペニスの成長を阻害して短小になる」、「包茎は女性から嫌われる」などなど、枚挙に暇がありません。

でも、包茎にはこうした欠点があるという医学的証拠はまったくありません。
つまり、真偽の定かでない、しかし圧倒的なマイナスイメージが、包茎にはついて回っているのですね。


日本には「見栄ムキ」という言葉があるようです。銭湯や温泉、スポーツジムなどにある公衆浴場に入る際に、手指で包皮を向いてから浴場に向かうというものです。「温泉やゴルフ場などの入浴では気になってタオルで隠してしまう」、「見た目にコンプレックスがある」という人たちがひじょうに多いのです。


そうしたコンプレックスが昂じて、「セックスに積極的になれない」、「包茎なので早漏気味だから自信が持てない」、「彼女に見せられない」など、健全なセックスライフに支障をきたすこともあり、気になるあまりEDになったという例もあります。
包茎には種類があります。実際にメンタル面以外ではさほど問題のない包茎もあれば、実は積極的に医学的処置を施したほうがいい包茎、緊急に手術をしなければならない包茎もあります。次に、包茎の種類について説明していきます。

包茎の種類

包茎手術包茎にはその状態によって3つの種類があります。
画像の左から

仮性包茎(不完全包茎)
カントン包茎
真性包茎(完全包茎)

仮性包茎(不完全包茎)とは

日本人にもっとも多い包茎といわれています。
包皮が亀頭を覆っていますが、通常時でも勃起時でも包皮を剥いて亀頭を露出させることができるものです。
「見栄ムキ」ができる状態ですね。

カントン包茎とは

包皮輪が狭いけれども通常時に手指で亀頭を露出させることは可能。
ただし、そのままにしておくと包皮が陰茎を締め付け、痛みを伴うものをいいます。
無理に亀頭を露出していると包皮が腫れて元に戻せなくなり、亀頭が紫色にうっ血してしまうことがあります。この場合、手術が必要になります。

真性包茎(完全包茎)とは

包皮の先端(包皮輪といいます)が非常に狭く、通常時に手指で剥こうとしても亀頭を露出することができないものです。亀頭と包皮が癒着を起こしているケースもあります。

包茎は本当に手術が必要か?

包茎の矯正、治療は、手術で行うのが一般的です。
ただ、すべてのケースで医学的に手術が必要というわけではありません。

仮性包茎の場合

仮性包茎のケースでは、ほとんど手術は必要ないというのが医師の見解です。
ちなみに、仮性包茎(不完全包茎)は、世界の医学界では正常なペニスの状態(「ナチュラルペニス」)に分類されているため、日本語の「仮性包茎」に当たる国際的医学用語はありません。入浴時に清潔を保ちさえすれば衛生面での問題はほぼありません。したがって、病気の心配から手術に踏み切るのは早計かもしれません。

とはいうものの、コンプレックスが昂じてセックスに消極的になってしまうようであれば、手術は一つの解決手段になります。また、包皮が亀頭に被る際に陰毛を巻き込んでしまい、痛みを感じたり不快な思いをしたりすることがあります。たびたび包皮炎を起こしたり、臭いが気になったりすることもあるでしょう。

このようにQOL(生活の質)の低下を招くような場合には、手術を考えてみる価値はあります。

カントン包茎・真性包茎の場合

カントン包茎で剥いた包皮が戻らなくなってしまい陰茎を圧迫しているような場合には、包皮が腫れるとともに亀頭の細胞が壊死してしまうことがあるため、緊急に手術を行う必要があります。

カントン包茎や真性包茎の場合、容易に剥くことができないために衛生面での心配があります。

また、性行中に包皮が引っ張られて痛みを感じたり、包皮や陰茎が裂傷を負ったりすることもあり、セックスが困難なケースもあるため、生活に支障をきたすような場合には、QOLの観点からも手術による治療を施す必要があります

包茎であることの問題点

さて、包茎のデメリットを具体的に見ていきましょう。悩みは、ほぼ以下の3つに分類されます。

包茎は病気になりやすい

包皮が陰茎を包み込んでいるため、亀頭と包皮の間、とくにカリ首とも呼ばれるエラの部分の下、亀頭環状溝に垢(恥垢:尿や精液の滓のほか、性器からの分泌液が乾燥して溜まったもの)が溜まりやすく、非衛生的になりやすいことは間違いありません。亀頭炎や包皮炎といった炎症性の疾患のリスクが高まります。包皮炎などの炎症から細菌が尿道に侵入して尿路感染症などにもなるリスクが高まります。陰茎がんのリスクが高まるともいわれています。

また、不衛生なペニスが性感染症の病原体の温床になってしまうことで、女性に悪影響を与えてしまうリスクが指摘されています。

仮性包茎の場合には入浴時などに剥いてよく洗うことで清潔を保つことができます。このケースでは、清潔を保っていればとくに病気にかかりやすいということはないようです。

真性包茎やカントン包茎の場合、剥き洗いが困難なことが多く、臭いなどに悩まされることもあります。

機能面での不都合がある

陰茎の機能面といえば排尿とセックスに関わる話です。
包皮が過剰すぎて排尿時に飛び散って周囲を汚してしまうなどの支障をきたすようであれば、これは医師に相談してみましょう

セックス面では、亀頭の発育が遅れるとか、早漏になったり、積極的にセックスに望めないために途中で萎えてしまったりEDになってしまったり……。

ただ、これらは医学的根拠があまりないという説もあります。
包茎が原因というよりは、それによるメンタルな問題であることも多いようです。

見た目にコンプレックスがある

メンタルな問題といえば、やはり見た目が気になるということが挙げられます。
子どものペニスに見える、温泉の入浴などで恥ずかしい思いをするといった見た目のコンプレックスは意外に多いものです。

こうした包茎のデメリットは、衛生的なものであれメンタルなものであれ、取り除けるなら取り除いたほうがいいのかもしれません。

ただ、包茎の治療は基本的には手術になります。
手術をすることのリスクと天秤にかけてよく考えてみる必要があります

包茎だと早漏になりやすいって本当?

「包茎だから早漏である」といったことは割とよく聞かれます。
普段から皮を被っているために亀頭が受ける刺激への耐性が低く、早漏になるといったものです。


亀頭が露出している人は、普段から下着などでこすれて刺激に鈍感になっていることはあるかもしれませんが、包茎=早漏という訳ではないようです。包茎でない人にも早漏の悩みはありますし、包皮があるためにかえって感じにくく快感を得にくいという意見もあります。

ただし、早漏は包茎がすべての原因というわけではありませんから、包茎を治しても改善しないケースもあり得ます。亀頭の成長は思春期がピークであって、成人後にはそれほど成長しないため、成人後に手術をしても、それだけで早漏がなおることはないという説もあります。早漏の場合、経験知がものをいう側面もあります。

セックスは身体的な刺激と同時に、メンタルな要素が占めている部分も大きいものです。したがって、包茎が気になって積極的になれない、相手と対等な立場に立てないなどの理由から、中折れ(挿入途中で萎えてしまうこと)やEDなどの支障が生じているようであれば、医師に相談してみるといいでしょう。

包茎は性病になりやすいって本当?

性病、性感染症のリスクは、セックスの回数や相手の人数によって変わってきます
また、相手の女性が何人と交渉を持っているかによっても変わってきます。
片方あるいは双方とも相手の数が多く、回数も多ければ、それだけ性病になるリスクは高まります。


もう一つは、性交時にコンドームを使うか使わないかによっても、そのリスクは変わってきます。

包茎が病気になりやすいという説の第一の要因は、恥垢などによって陰茎が不衛生な状態にあるということに尽きます。細菌感染による包皮炎などのほか、ウイルスによって亀頭や包皮などに先の尖った腫瘍ができる小圭コンジローマなどのリスクも高くなります。

一方、包茎の男性は相手の女性にも悪影響を与えてしまうともいわれています。
まず挙げられるのが、子宮頸がんの原因になるというものです。曰く、「包茎の男性とセックスすると子宮頸がんになる」というのです。子宮頸がんはHPV(ヒトパピローマウイルス)によって引き起こされると分かっています。HPVは性感染症ウイルスです。包茎男性のペニスは不衛生な状態にあるためHPVが増殖しやすく、そのため女性にウイルスが感染するリスクが高いということです。

また、近年若い女性に多く発症している性器クラミジアにも注意が必要だといわれています。これはクラミジア・トラコマチスが病原体で、男性の場合は尿道炎として自覚症状が出ることが多い一方、女性の場合には自覚症状に乏しい場合も多いようです。性交渉の低年齢化とともに将来的な不妊につながるリスクが懸念されています。

いずれにしても、陰茎を清潔に保ち、セックスの際にはコンドームなどを使用するなどして、感染症のリスクを減らすことが必要です。一方、清潔を保つことが難しいカントン包茎や真性包茎の場合には、手術による改善を図る必要があるかもしれません。

包茎は自分でなおせる?

巷には、「包茎は自分でなおせる」といった記事や広告があります。
基本的にこれは仮性包茎に限ったことです。

真性包茎、カントン包茎は自力でなおすことはできませんし、むしろ危険です
真性包茎でもニッパーのような器具で包皮輪を強制的に拡げるものがありますが、痛みを伴いますし、効果にも疑問があります。

さて、「仮性包茎は自力でなおせる」−−これは本当でしょうか?

包茎矯正器具には以下のようなものがあります。

リング
矯正下着
接着剤

リングタイプの器具は、包皮を剥いた状態で亀頭環状溝に嵌め込むもので、常に包皮が剥けた状態を保つことで剥き癖をつけることを目的としたものです。包帯や絆創膏のようなタイプもあります。

矯正下着は、陰茎が当たる部分が硬い素材でできているパンツで、刺激を与え続けることで亀頭が育って、包茎をなおすというもの。リングタイプと併用すると効果的と謳われています。

接着剤タイプは、包皮を剥いたままの状態に接着してしまうもの。
包茎は包皮(皮膚)が多いために亀頭を被っているということです。医療の立場からいえば、その皮膚が自然に縮まることはありません。美容整形でよく行われているまぶたの二重術を思い起こしても分かるように、一時的に二重のかたちを作っていても、やがてまぶたは元のように一重に戻ってしまいます。なので、切って成形したり縫い付けて二重にしたりするのです。それは陰茎の包皮でも同じことです。
基本的に包茎は、医師による治療でしかなおせないと考えましょう

手術を決めた場合の手術方法

包茎手術の目的は機能面の改善とともに、見た目とメンタルの改善を目指すものです。
温泉などの入浴の場面でも自然に振る舞いたい、コンプレックスをなくしたい、自信を持ってセックスに臨みたいなど、ある意味、美容整形的観点からの手術になります。ですので、手術後あきらかに包茎手術の跡が分かるようでは、その目的は果たせません。


包茎の手術には切る手術と切らない手術があります
包茎の状態、その後の見た目の希望をきちんと伝え、適切な手術を受けるようにしてください。

切らない手術

切らない手術は軽度の仮性包茎のケースにしか適用できません。
重度の仮性包茎、真性包茎、カントン包茎の場合には切る手術となります。

亀頭増大術・長茎治療

これは亀頭にヒアルロン酸やアクアミドなど、人体に無害な物質を注入することで亀頭を大きくし、包皮が被るのを抑制する方法です。麻酔を使って注射によって注入します。

長茎治療は、陰茎の身体の中に埋もれている部分を引き出すことで長くするものです。陰茎が長くなれば、その分、包皮の被りも抑制されます。仮性包茎、埋没包茎、老人性包茎などに効果が期待できます。長茎術の中には、靱帯を切って陰茎を引き出すものもあります。その場合は切る手術になります。

ノンカット法

まぶたの二重術のように、医療用の糸を使い包皮を剥けた状態に固定します。

切る手術

環状切開術

陰茎の中程の包皮を切除してつなげるもの。
以前は広く行われていて、現在でも泌尿器科の保険診療では行われることもあるようです。

技術的な難易度は低く、医師の技量は問われにくい手術です。
ただ、傷跡が目立ってしまったり、縫い合わせた皮膚の色が異なることで「ツートーン」と呼ばれる状態になってしまったりすることがデメリットです。

亀頭直下埋没法

亀頭環状溝直下の皮膚を切除します。
ツートーンを避けるため、カリ首の陰に傷跡をもってきて術後に縫合跡が目立たない方法です。多くの美容外科ではこの方法が広く採用されています。

根部環状切除法

包皮を陰茎の根元部分から切除します。
陰茎の根元部分に縫合跡がくるため、陰毛などに隠れて目立ちにくいのがメリットです。

ただ、陰茎が縮んだ際に包皮が被ってしまうことがあります。
根元の皮膚を切除するため、包皮輪が十分に広がっているケースに限られます。
包皮が過剰に余っているケースでも適用できません。

仕上がりが不自然にならない?

これはとても重要なことです。
先にも触れたとおり、不自然な仕上がりによって包茎手術を疑われるようなことは極力避けたいもの。ツートーンなどになって包茎手術の跡がわかるようでは温泉などで自然に振る舞うこともできません。

また、不十分な切除によって包皮が亀頭に被ってしまっては元も子もありません。
ほとんどのケースで、縫合跡が目立たないように処置されます
また、ペニスの形状は人それぞれですから、手術の前に医師がどこをどう切開し、どのくらいを取り除いたらいいのかを綿密にデザインします。

勃起時に包皮が引っ張られて痛む、痛みからセックスに支障をきたしたり勃起不全に陥ったりするなどの機能不全も避けなければなりません。そうならないよう、海綿体の伸縮度合いを勘案して切り取る包皮の幅を決定し仕上げます。

感度が落ちることはない?

ペニスの機能として、やはりセックスでの感度は外せません。
亀頭直下埋没法のケースでは、リッジドバンドと呼ばれる包皮内板を切除することになります。包皮内板は包皮が被っている状態では亀頭に接している部分で、剥いた状態ではカリ首につながる薄いピンク色をした部分を指します。ここは神経が集中している主要な性感帯の一つだといわれています。

また、包皮小体(俗に裏筋と呼ばれる部分)も同様に性感帯です。
できる限りこれらの部分を残すことで、感度が落ちないよう施術されます
一般的な包茎手術で感度に影響が出ることはないといわれていますので、医師の話をよく聞いて、納得して安心してから手術を受けるようにしてください。
セックスの感度を考えた場合、切らない手術を選択することも大事かもしれません。

手術費用

包茎手術の健康保険適用

まず、包茎手術に健康保険が適用できるのかどうか気になりますね。
健康保険は、日常生活に支障をきたすと認められた疾患について適用されます。
したがって、美容整形的要素が強い仮性包茎の場合は対象から外れます。


真性包茎、カントン包茎は保険適用になるのですが、必ず保険適用になるというわけではありません。

包茎手術は一般病院の泌尿器科か美容外科で受けることができます。
泌尿器科の場合、真性包茎、カントン包茎については保険適用になるケースもありますが、その場合、環状切開術という昔ながらの術式に限られていることで、術後の見栄えに満足がいかないケースもあるようです。見栄えよりは生活の支障を取り除くという健康保険の趣旨に沿った施術です。

一部の皮を切除すれば解決するような軽度の真性包茎、カントン包茎の場合(軽度の仮性包茎にも適用されます)には、背面切開術という術式もあります。

美容外科では、多くの技術を駆使して術後の見栄えについて考慮し、患者のメンタル面の問題も解決することを謳っているクリニックがほとんどです。したがって、真性包茎、カントン包茎の手術であっても保険を適用しないケースが多く見受けられます。

保険適用のケースでは診療報酬が2,040点で20,000円程度、自己負担金は7,000円程度(3割負担)になります。初診料や処方費用などを含めて40,000円程度になります

一般的な包茎手術費用

自由診療での手術費用は、クリニックによってさまざまです。
1人1人のペニスの形、術後のQOL向上に対応するカウンセリング・施術に力を入れているため、「一概に○○円ですとはいえない」というクリニックも多くあります。

仮性包茎の場合、70,000円〜150,000円、ほぼ100,000円前後のケースが多いようです。
真性包茎、カントン包茎の場合、ポピュラーな亀頭直下埋没法で130,000円〜200,000円というのが一般的です。

金額だけでいえば
カントン包茎<真性包茎
亀頭直下埋没法<根部環状切除法
という傾向にあるようです。

切らない施術の費用

切らない矯正術についてはどうでしょうか。

ノンカット法などの切らない施術では30,000〜50,000円程度のものが多いようです。
ただし、軽度の仮性包茎にしか効果は見込めません。
亀頭増大術や長茎術については、一般に高額な傾向にあります。
100,000円程度から600,000円超というものもあります。
患者さんの状態によって使用する薬剤の種類や量、施術のレベルが異なることが理由です。

切らない矯正術を希望の方は、医師とよく相談の上、料金についても納得してから施術を受けてください。

手術の流れ

ここではポピュラーな亀頭直下埋没法について手術の流れを説明します。
根部環状切除法も流れは同じで、切開部、縫合部分がどこに来るかの違いと理解していいでしょう。
術前にペニスのサイズ(長さ・太さ)、皮膚の厚みなどを計測し、勃起時の状態も考慮して余剰包皮の幅を決定します。ミリ単位で計測します。

  1. 1. マスク麻酔や静脈麻酔などの方法で麻酔をします。
  2. 2. 亀頭直下で包皮の余剰部分を切り取ります。
  3. 3. 陰茎部分の皮膚を亀頭の環状溝部分で縫合します。
  4. 4. 患部をガーゼや包帯で保護します。 

一般的な施術時間は20〜30分程度です。
縫合の際に抜糸が必要な糸を使うか、溶ける糸を使うかを選択できるクリニックもあります。抜糸が必要な場合、1、2週間後に抜糸をします。
術後3〜7日後に通院して、患部のガーゼ等を取ります。

手術後の注意点

注意点

包茎手術後の注意点は一般的には以下のようになります。個別の注意点については、受診したクリニックの医師の指示に従ってください。

  • ・患部を濡らさない限り、手術当日からシャワーは可能です。
    4日後あたりからは患部を濡らすシャワーも可能です。入浴は抜糸がすんでから、ほぼ2週間後から可能です。

    ・患部に衝撃などを与えない限り、通常に仕事や通常生活に従事することができます。
    患部に刺激を与えないよう、スポーツなどは1週間程度は避けるようにしてください。

    ・車の運転に制限はありませんが、胯間に影響が強い自転車やバイクの運転は1週間ほど控えましょう。
    ・最低1ヵ月はセックスや自慰を控えましょう。 

包茎手術の場合、同時に亀頭増大・強化、長茎、早漏治療などを併せて行うケースもあります。並行して施術することでダウンタイム(日常生活に戻れるまでの時間)が軽減されるというメリットがあると同時に、患者さんの問題原因が包茎だけではないということが多いからです。

見た目の問題、機能的問題のほか、メンタルな問題の解決に向けて、すっきりと解決したいと願うのは当然です。その際の手術の手順については個々のケースで変わってきますので、担当の医師と詳しく相談して詰めてください。

手術する病院はどうやって決めればいい?

包茎手術に関わる悩みは、真性包茎かカントン包茎など、生活に支障をきたすものもありますが、審美的、メンタル的な悩みがついて回ることも多いものです。

それだけに、単に外科的な手術の正否だけが問題を解決するわけではありません。
患者さんが包茎手術を決意して来院した場合に、きちんとカウンセリングして、患者さんの悩みの根本を探り出し、それに最適の解決策を与えてくれる医師、患者であるあなたが心を許せる医師がいるクリニックであることが望ましいでしょう。

それともう一つ、審美的処置が求められる手術である以上、医師の実績、経験、技術が高いことは欠かせない要素です。判断は難しいと思いますが、包茎手術の考え方、施術の方法、体験者の声など、ホームページの情報などからよさそうなところを選んだ上で、やはり直接医師に当たって相談してみるのがもっとも早道だといえます

カウンセリングや見栄えを重視する美容外科は、概して泌尿器科よりも治療費が高額になります。泌尿器科で保険適用であっても美容外科では適用にならないこともあります。
ただ、その後の自分の人生を考えた場合に、金額を優先するのか、QOLを優先するのかは患者さんの考え方次第です。
あなたの考えをよく聞いてくれて、それを活かす提案をしてくれるクリニックを選んでください。

おわりに

包茎手術についてまとめました。
包茎って、治療が必要なもの以外にも、 “男の矜恃”的メンタルの部分を突く、非常に微妙でまた個人的な問題です。医療的に問題がないケースであっても、心の内に引け目があるようであれば、一度信頼ができそうな専門の医師に相談してみることをお薦めします。

この記事の監修ドクター

監修ドクター
すやま泌尿器科クリニック
陶山 健一 医師

福岡県大野城市白木原4-8-1

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