2017.06.13

円錐角膜って何?眼科医が教える原因・症状・治療方法

この記事の監修ドクター

監修ドクター
オガタ眼科クリニック
緒方 譲二 医師

福岡県福岡市中央区天神2丁目2-12T&Jビル3階

0120-280-964

http://www.ortho-k.jp/

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あなたの目でこんな異常ありませんか?
①    最近、コンタクトがよく外れる。
②    見えていたメガネが、見えづらくなった。
③    ものが歪んで見える。
④    夜になると見えづらくなる。
⑤    明るい場所で眩しいと感じることが多い。
これらの項目に3つ以上当てはまる方は「円錐角膜」かもしれません。
今回は専門医の監修のもと、角膜の疾患の一つである「円錐角膜」について説明します。



円錐角膜とは

円錐角膜とは、角膜の薄くなった部分が、眼圧に耐えられなくなり前方に突出してくる病気のことです。
一般的に「黒目」と言われている部分が角膜で、眼の保護や眼に入ってきた光を屈折させるレンズ機能の役割を担っております。
円錐角膜になると、角膜に歪み(乱視)が生じ、視力低下へとつながります。

放っておくと失明の可能性がある大変危険な眼の病気で、日本の角膜移植手術の原因第一位にもなっています。

原因

発症は10代から20代の思春期に多く、眼をこする行為により円錐角膜が進行してしまうといわれておりますが、明確な原因はまだ詳しく分かっていません。

遺伝やアレルギーによるものではないかと言われていたり、コンタクトが合わない・眼をこすることとも関係が深いとされています。

症状

基本的に症状は両眼に出ますが、片眼だけに発症することもあります。
初期の症状は、角膜の歪み(乱視)が発生し視力が低下します。光を眩しく感じることも多くなります。
この時点では、円錐角膜の診断を受けることは少なく、乱視が発生したと判断されることが多いようです。

中等度の症状は、コンタクトの装用で角膜が擦れ、痛みを生じるようになります。
重度の症状になると、角膜の突出の進行によりコンタクトの装用は難しくなります。
角膜が薄くなることで、内側の膜が破れて角膜内に水が溜まって白く濁ってしまうことがあります。
これは「急性水腫」といい、視力が著しく低下すると言われています。



検査・診断

眼科を受診すると、眼の表面を見ることができる細隙灯顕微鏡で視診を行います。
そこで、角膜が突出していると判断されると、角膜のカーブをみることができる角膜形状検査で円錐角膜であるかどうかを判断します。

治療方法

軽度の円錐角膜はメガネやコンタクトによって視力の矯正をすることが一般的です。
中等度になると、円錐角膜用のコンタクトなどによる矯正をして視力改善をします。

ハードコンタクトによる治療では回復出来なかった重度の進行状態になると、角膜の薄くなった部分が破けてしまうリスクがとても高くなるため、角膜移植手術が必要となることがあります。

これまでの軽度~中等度の円錐角膜の治療は、円錐角膜に伴う近視や乱視などを軽減することが中心で、重度となると角膜の移植という手段しかありませんでしたが、近年では、角膜を強化することで進行を抑制する「角膜クロスリンキング」や、角膜内にリングを挿入して形状を改善する器具を使うことで視力の回復を目的とした方法など、新たな治療法も取り入れられるようになり、手術以外の選択肢も増えてきました。

しかし、新しい治療法は経過観察などがまだ十分ではない点や、術後に関する詳しいデータがないため、まずは眼科を受診して主治医の先生と話して治療方法を検討していくことが大切です。

まとめ

今現在、「円錐角膜」を防ぐ方法というのはこれといったものはありませんが、少しでも円錐角膜の症状が出た際には、早期治療がとても重要になります。最近では、角膜の形状をみることができる機器などの導入をしている病院も増えていますので、早めにお近くの眼科へ受診されることをおすすめします。


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オガタ眼科クリニック
緒方 譲二 医師

福岡県福岡市中央区天神2丁目2-12T&Jビル3階

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