慢性副鼻腔炎 Q&A

蓄膿症とは何でしょうか?

鼻の中にある副鼻腔(ふくびくう)と呼ばれる空洞に炎症が起きた状態です。正式には、副鼻腔炎と言います。

なぜ蓄膿症になるのでしょうか?

副鼻腔に海が溜まるからです。急性副鼻腔炎は風邪などで菌に感染することで、慢性副鼻腔炎は、空気中のゴミや塵、扁桃腺の炎症、急性副鼻腔炎の繰り返しなどが原因となることがほとんどです。

蓄膿症になると、どのような症状が出てきますか?

鼻づまり、鼻水(黄色く粘り気がある)、いびき、味覚障害、頭痛、顔面痛、咳、痰などがあります。

鼻茸とは何でしょうか?

慢性副鼻腔炎の症状の一つで、鼻の粘膜が水ぶくれのように膨らんだ状態のことを言います。また、鼻ポリープを呼ぶこともあります。

蓄膿症にはどのような治療がありますか?

薬で膿を出したり粘膜の腫れを抑えたりする治療のほか、手術もあります。

どのような時に手術が必要となりますか?

薬での治療では治りが良くない時や、鼻茸ができた時です。

どのような手術方法がありますか?

内視鏡で鼻茸を除去し、患部を処置する「内視鏡下副鼻腔手術」や、上の唇と歯茎の間を切り開き、中にある粘膜を取り除く「経上顎洞的副鼻腔手術」があります。近年は、ほとんどの場合、内視鏡で手術を実施しており、痛みや腫れも従来より少なくなっています。

手術時間はどれくらいでしょうか?

およそ1~2時間です。

手術は日帰りで受けられますか?

内視鏡を使って手術であれば、日帰りで受けられることもあります。症状の程度や処置の内容によって異なりますので、診察を受ける際にご確認ください。

手術には保険が適用されますか?(副鼻腔炎は?)

はい、蓄膿症の手術には保険が適用されます。

手術費はいくらくらいでしょうか?

片側の鼻を手術する場合で、およそ5万円から10万円です。入院される場合は、別途、入院費が必要になります。

手術後は、いつくらいから通常の生活に戻れますか?

完全に回復するまでには数週間かかり、その間は、鼻が腫れる、血が乾燥する、粘液が出てくるといった症状が見られることもあります。

アレルギー性鼻炎と副鼻腔炎は、どう違うのでしょうか?

アレルギー性鼻炎は、ダニやホコリなどに対する免疫の過剰反応によって起きますが、副鼻腔炎は細菌感染によって発症します。なお、アレルギー性鼻炎によって鼻の中が、細菌感染しやすい状態になり、副鼻腔炎も引き起こすことは多々あります。

薬局で売っている薬で、副鼻腔炎を治すことはできますか?

軽い症状であれば、鼻をきちんとかみながら症状を抑えることで治ることはあります。ただし、血管収縮剤の影響で鼻づまりが悪化することもありますので、やはりまずは病院で診察を受けられることをお勧めします。

手術中は痛いですか?

麻酔の方法は、病院や医師によって異なるため、全身麻酔で行う場合もあれば局所麻酔で行うこともあります。また、局所麻酔と併せて安定剤を使用し、ほぼ眠っている状態で手術を受けられることもあります。基本的に痛みなく手術は行われますが、詳細については治療を受ける医院で確認するようにしましょう。

手術では、どのような合併症が考えられますか?

鼻からの出血、眼の腫れ、視力や視野の異常、髄膜炎などが起きる可能性があります。