椎間板ヘルニア Q&A

椎間板ヘルニアとは何でしょうか?

背骨は24個の骨が繋がってできていますが、その間には椎間板と呼ばれる板が挟まっています。そして、椎間板が飛び出してしまうことで神経を圧迫し、痛みや痺れといった症状を引き起こすのが椎間板ヘルニアです。

椎間板ヘルニアはどこに起きるのでしょうか?

背骨の様々な場所で起きます。腰で起きたものを「腰椎椎間板ヘルニア」、胸で起きたものを「胸椎椎間板ヘルニア」、首で起きたものを「頚椎椎間板ヘルニア」と呼んでいます。

椎間板ヘルニアになる原因を教えてください。

スポーツによる負担の蓄積、加齢、姿勢の悪さなどが考えれます。特に30代以降は椎間板の弾力がなくなっていき、背骨から飛び出しやすくなります。また、猫背の方は骨と骨の隙間が広がっているため、椎間板ヘルニアの発症リスクが高いと言えるでしょう。

椎間板ヘルニアの症状には、どのようなものがありますか?

やはり何と言っても大きな痛みが一番の症状でしょう。それ以外には、手足が痺れる、倦怠感がある、首が動かしにくくなる、めまいがする、耳鳴りがするといった症状が現れることもあります。

坐骨神経痛とは何でしょうか?

坐骨神経痛は、腰や膝やお尻などが痛むことがあります。その原因の一つが、腰椎椎間板ヘルニアです。

椎間板ヘルニアには、どのような治療がありますか?

重傷の場合には、飛び出した椎間板を切除する治療が必要となります。中には内視鏡で行う日帰り可能な手術もあります。

椎間板ヘルニアになったら、必ず手術を受ける必要があるのでしょうか?

いいえ、症状が軽い場合は、痛み止めの注射や温熱療法や運動療法などで経過観察を行うこともあります。

手術には保険が適用されますか?

方法にもよりますが、多くの手術は保険適用となります。背中から針を刺してファイバーを通し、椎間板の中の髄核を焼却する治療(PLDD法)は自費診療です。

治療費はどれくらいでしょうか?

保険適用の手術で、およそ10万円くらいです。入院する場合は、治療法にもよりますが、およそ15万円から60万円程度です。

レーザーでも治療が受けられるのですか?

はい、レーザーを体内に入れて椎間板の一部を焼灼する「PLDD法」と呼ばれる治療があります。身体への侵襲が少なく、日帰りで治療を受けられます。ただし、こちらは自費での治療となり、およそ35万円の治療費がかかります。

PLDD法は、誰でも受けることができますか?

いいえ、基本的には腰椎椎間板ヘルニアに対して行う治療方法で、さらに症状などによっては適用ができないこともあります。人によって異なりますので、詳しくは、PLDD法を行っている医院で診察を受けて確認しましょう。

椎間板ヘルニアが起きやすい箇所はありますか?

最も発症率が高いのは、腰部で、特に「第4腰椎と第5腰椎の間にある椎間板」や、「第5腰椎と第1仙椎間にある椎間板」で起きやすくなっています。

椎間板が飛び出しやすい方向はありますか?

椎間板は、左右、上下、前後、様々な方向にずれてしまいます。ただし、一番多いのは後方への飛び出しです。

腰がかなり痛いのですが、椎間板ヘルニアでしょうか?

腰が強く痛むからといって、椎間板ヘルニアであるとは限りません。太ももやお尻にも痛みがある場合や、足の痺れがある場合は腰椎椎間板ヘルニアの可能性が高いでしょう。他の病気の可能性もありますので、まずは早めに病院で検査を受けられることをお勧めします。

椎間板ヘルニアは、お年寄りがなる病気ですか?

いいえ、10代や20代も発症する方はたくさんいらっしゃいます。若くても、何か症状がある場合は、きちんと検査を受けるようにしましょう。

手術では、どのような合併症が考えられますか?(椎間板ヘルニア)

術式にもよりますが、神経を損傷することによる下半身麻痺、排尿や排便の障害が考えられます。また、術後の炎症、脊髄液の漏出、大出血、肺炎などが起きる可能性もあります。