鼻中隔湾曲症 Q&A

鼻中隔湾曲症とはなんでしょうか?

鼻には2つの穴がありますが、その穴を隔てているのが鼻中隔(びちゅうかく)です。そして、この鼻中隔が曲がってしまった状態を、鼻中隔湾曲症(びちゅうかくわんきょくしょう)と呼んでいます。

鼻が曲がっていたら、必ず治療をする必要があるのでしょうか?

程度の差はありますが、多くの人は多少は鼻中隔が曲がっているものです。しかし、何も問題がなければ治療をする必要はありません。

どのような場合に、治療が必要となりますか?

鼻中隔が曲がっていることで、鼻づまり、嗅覚障害、鼻血が出やすい、肩が凝る、頭痛が起きるといった具体的な症状がある場合は、治療を受けられることをお勧めします。

なぜ鼻中隔は曲がるのでしょうか?

怪我などの外傷で曲がることもありますが、成長によって曲がっていくこともあります。

副鼻腔炎も発症していると言われましたが、鼻中隔湾曲症とは関係がありますか?

鼻中隔湾曲症になると鼻の中の通気性が悪くなり、菌が繁殖しやすくなります。そのため、副鼻腔炎を引き起こしてしまうことがあります。

鼻中隔湾曲症の治療方法を教えてください。

基本的には手術で治療をします。手術には、鼻の軟骨を切ったり骨を削ったりする「鼻中隔矯正手術」があり、鼻炎も併発している場合は鼻の通りを良くするための「粘膜下下鼻甲介切除術」も併せて実施します。

手術は日帰りで受けられますか?

日帰り手術を行っている医院もありますが、入院を必要としている医院もあります。ご自身が治療を受けられる医院の方針を確認するようにしましょう。

手術の治療費を教えてください。

鼻中隔矯正手術はおよそ2万円、粘膜下下鼻甲介切除術はおよそ8,000円です。なお、入院される場合は別途入院費が必要となります。

軟骨を切除したり、骨を削ったりすることで、鼻が弱くなる心配はありませんか?

必要に応じて最小限度の処置をしますので、その後、鼻が弱くなってしまうようなことはありません。

鼻中隔湾曲症の治療を受けることで、鼻の見た目も真っ直ぐになるのでしょうか?

鼻中隔湾曲症の手術では、鼻の中の軟骨や骨を処置するだけです。見た目を改善したい場合には、別途、外鼻変形の手術が必要となります。

鼻中隔矯正手術による後遺症には、どのようなものがありますか?

例えば、鼻中隔に穴が開いた状態になってしまうことが稀にあります。特に大きな問題にはなりませんが、気になるようでしたらその穴を塞ぐ手術もあります。

鼻中隔湾曲症を治療することで、いびきも軽減されますか?

鼻の通りが悪いことが原因で、口呼吸になり、いびきが発生していることがあります。そのような場合には、鼻中隔湾曲症を治すことでいびきも軽減される方がほとんどです。

睡眠時無呼吸症候群を治すために、鼻の手術を受ける必要はありますか?

睡眠中に呼吸が止まってしまう原因にもよりますが、鼻が悪いことが原因で扁桃やアデノイドが肥大している場合や、鼻づまりによって口呼吸になり舌が喉に詰まる場合には、鼻の手術が必要になることもあります。

保険会社から治療費が給付されることはありますか?

契約内容によって異なります。術式やKナンバーと呼ばれる番号を伝えて、確認してみましょう。(鼻中隔矯正術 K347、粘膜下下鼻甲介骨切除術 K339)

治療後は、どれくらい効果が持続しますか?

ぶつけたり大きな病気になったりしない限り、ほぼ永続的に鼻の通りが良くなります。

手術では、どのような合併症が考えられますか?

慢性的な鼻の痛みや頭痛、鼻の形状変化、鼻からの出血、鼻中隔に穴があく、鼻の粘膜に血が溜まるといったことが考えられます。